チェコのクリスマス ミクラーシュ集会

街のあちらこちらでツリーが飾られ、クリスマスマーケットが開催されるなどプラハでは本格的なクリスマスシーズンの始まりです。

チェコでは、12月6日「聖ミクラーシュの日」の前夜12月5日に、聖ミクラーシュがアンジェルという天使とチェルトという悪魔を連れて、子どものいる家をたずねて回る伝統行事があります。今年一年よい子だったかどうか聞いてまわり、よい子には詩の暗唱をさせたり、歌を歌わせたりしたあと、果物やナッツ、お菓子などをごほうびにあげます。悪い子には、悪魔から石炭やジャガイモが渡されます。チェコの子ども達は、こうして今年一年の自分をふり返るそうです。

そんな伝統行事を体験する「ミクラ―シュ集会」が今年も小学部で開かれました。聖ミクラ―シュやチェルトに扮した子どもたちの代表が家々をまわり、子ども役の児童に「いい子にしてたかね」と聞いて回ります。

劇では、「これからは片づけをきちんと自分でします!」と聖ミクラ―シュに反省を誓う場面も。最後に、今年一年がんばったことやできるようになったことを書くカードが配られました。どんな一年だったのかな。